【Review】台風15号はSuchmosを観に来たが間に合わなかった【THE LIVE横浜スタジアム】

可哀想な15号ちゃんの名前はFAXAIちゃん、残念だったな観られなくて。

朝の茅ヶ崎は、信じられないほどの猛暑。

嵐の前のなんちゃらどころじゃない、ただただ蒸し暑い。


午後2時前に車で関内へ向かう。

昨夜のハリーさんの言葉が頭に浮かぶ。


「奴らの第一章の集大成だ」


最新アルバムを聴きながら、

ピンク・フロイドでもキング・クリムゾンでもやっぱりないよなあ、と。


だから僕は車を飛ばすBGMにアークティック・モンキーズと

激し目の加山雄三を選択した。

昨日、茅ヶ崎で出遇った、苫小牧から来たという同い年の彼は

飛行機が飛ばなくなるので、泣く泣く帰るという。


任せろ、俺が踊っとく。


中華街でタピオカというドーピングを使い

血糖値を上げる。

なぜどこもミルクティーばかりなんだ。

俺は台湾のミルク&黒糖が飲みたいんだ。


ハマスタは野球のウグイス嬢のような声でアナウンスが流れる。

開始20分前に着くも、まだまだ人の波。

そして時折激しく、気まぐれな雨が汗を流す。


17:10 開演

まだまだ僕の板列は途切れていなかったが、

後ろに巨大な客が渦巻き待っていることを考えると

致し方ない。いやそれでいい、RIDE・オン・タイム。


OPはやっぱりYMM。

STAY TUNEまでは旧譜からの選曲。

さすがヨンスさんである、特別なことはしない。

(花火も打ち上げない、ハゲヅラもない)


やっぱり『THE BAY』収録 Miree なんかを、

ハマ風に載せて踊らさせてもらえる日が来るなんて…

感慨深い、と浸っていたところでSTAY TUNE。


「いいぞ、いいぞ、波長が周波数が合ってきた」


そしていよいよ『THE ANYMAL』より in The Zoo。

そうSTAY TUNEの次であることに僕は意義を見出したい。


この最新アルバムの音楽性は色々な評論家先生が語られているし、

音楽性なんてどうでもいい(※荒野氏評はどうでもよくないよ!)。

TAIHEIが着ていた「ピンク・フロイド」Tシャツが全てを物語っている。

着るものなんて、朝決めりゃいいんだ。な、ざまーみやがれだ。


『THE ANYMAL』の主語、主人公は非常に見つけにくい。

二重構造の奥に、またその鏡に映る人物がいる。


救ってよロックミュージック

誰ひとり信じなくても

俺とお前だけは 叫ぼう


間違いなくこの「俺」はYONCEではない。

じゃあ「お前」と自分に語りかけているのか、といえば

そうでもある気がするし、その奥で「どーでもいい」、

とタバコを咥える男も見えてしまう。


OKのメンバー紹介で、ようやく張り詰めていた緊張感が完全にほぐれる。

そう、奴ら、良い奴らなのだ。生まれる前から喫煙所仲間なのだ。

だから面白いし、愛されているんだと想う。


MINT,TOBACCO,WHY,BODY...

そしてこの天候で最高のHit Me,Thunderとミドルテンポが続く。

ヨコハマが暮れていく。


YONCEの『やさしく愛して』がブルージーに鳴り響く。

おい、お前、苦しいだろ?

桑田さんならこう言うさ「いの一番に 飛んでいきましょ」、

ハリーさんは「LAに行くべきだ」だってよ、いいじゃん最高じゃん。


オレンジの日暮れに染まるPacific。

さぁ、ようこそダンスホールハマスタへ!と

僕なら言う所、やっぱりSuchmosさんは言わない、それでいい。


A.G.I.T

Burn

とGt,TAIKINGがくっそ気持ちよさそうに弾きまくり大会。

ずるい、俺にも弾かせろ。


808なんて曲はもうとっくにStaytuneの周波数を遥かに超え、

メーターが振り切れている。

誰も濡れることなんてお構いなし、

いやもっと男も濡らさせれくれ。


GAGAで茅ヶ崎→横浜になってたべや。

帰ってくんじゃねーぞまだ、世界へ、飛んでけ。

「おかえりなさい茅ヶ崎」なんて、10年早い。


本編最後は紅白曲(笑)VOLT-AGEだ。

「若い広場」の歌詞を「調べてもらっても、なかなか意味不明なところがある」

と簡単に言えるような会長さまが牛耳る世は…狂気(Insane)


この高揚感こそは、ピッチ(STAGE)の上でしか味わえないんだと!

最近はいろんなアーティストが光る(操作で)ライトを使用しているけれど、

やっぱりいいよね自ら発光させるこの一体感。


ENCOREはLife Easy。


まぁ、ゆっくりいこうぜ。

僕が茅ヶ崎のHerrman先輩からもらった言葉だ。


すげえ楽しそうに笑ってたよ。

そう、みんな笑ってたぜ。

自分のために生きよう、生かされていこう。

これが横浜から茅ヶ崎のビーチサウンド

令和のスタンダード

順正

© 2019  湘南ロックンロールセンターAGAIN